神奈川のラーメンを盛り上げよう!会が選ぶ
2011年 神奈川新人王店!!
ラ ー メ ン 赤 ひ げ
二 郎 超 追 求 職 人
店 主 の 尾 山 氏
・受賞について | |
マーコ「おめでとうございます!!今の率直なお気持ちを聞かせていただけますか?」 店主「いや〜、驚きの一言ですよ。 でも、実を言いますと、あるお客さんから『お宅のお店、今年の決勝ラウンドに残ってるよ』っていうのを聞いてたんですよ」 マーコ 「えっ、そうなんですか!(驚)」 |
|
店主 「その時は、何の事か分からなかったんですが、先日、(マーコさんが)優勝のお知らせをしに来てくれた時、全て合致したんですよ。あっ、あのお客さんが言っていた事は、この事かって(笑)」 マーコ「そんなことってあるんですね〜。驚いたと同時に、主催側としては、これは嬉しいお知らせですね。一般のお客さんにまで、この大会の事が知られてきたのですから」 店主 「そうですか、それは良かったです。 一応、決勝ラウンドに残ったっていうのは聞いていたんで、なにかの大会にノミネートされたんだ、というのはなんとなく分かっていたんですが、まさか、優勝できるとは思っておりませんでした。 ですので、今は、本当に嬉しいの一言です!」 |
|
ラーメン(野菜増し)680円 |
|
・どうして、二郎系を始めたのか? | |
マーコ 「さて、一つ気になるのが、なぜ二郎系を始めたのですか?」 店主 「その話をすると、すごく長くなるんですが(笑)私、少し前まで餃子屋をやってたんです。 で、ある時、一人のお客さんから、『関内にすっごく並んでいる店があるから、マスター行ってみなよ』って言われたんです」 マーコ「それって、関内二郎のことですね?」 |
|
店主 「そうです! それで、実際、食べに行ったんですが、正直、始めは口に合わなかったんですよ(汗)(笑)」 マーコ 「えっ、そうなんですか?」 店主 「でも、そのあと、1週間くらい経ってから、不思議となぜだか、もう1回食べたなくなったんですよ(笑) で、もう一度食べに行ったら、『あれ別に悪くないじゃん』という印象だったんですよ。 それで、さらに、数週間後、もう1回行ったら、「旨いよ、これ!」に変わったんですよ、これが(驚)(笑)」 |
|
マーコ「なるほどです〜。 でも、そのお気持ち分かりますね。私も、二郎を始めて食べた時は『えっ、微妙』だったんですが、やはり、私も数週間後に、もう一回、なぜだか食べたくなり、再来店したんですよね。で、さらに、そのあと3回、4回と行って、二郎を好きになりましたから(笑)」 店主「ほんと、そうなんですよ。 で、私は、二郎に徐々に興味が出て、その後、三田の本店や、川崎店、藤沢店などを食べ歩き、さらに二郎に興味が出てきたんですよ」 マーコ「そうなんですか〜」 |
|
店主 「なんというか・・・始めはそこまででなかったものが、2回3回と食べて行くうちに、ハマりだす。 そして、多くの人が、あそこのラーメンにハマっていて、“ジロリアン”という人までいる。 そんなラーメンに大変興味を持ち、是非、二郎系のお店をやってみたい!と思い、このお店を開店させたわけです」 |
|
・ラーメンの中でのこだわり | |
マーコ「ラーメンの具体的な内容をお伺いさせていただきたいのですが、まず、特にこだわってる部分はどこでしょうか?」 店主「そうですね〜。やはり、麺ですかね。 加水の量や水の量などを何回も何回も試行錯誤を繰り返し、“伸びない麺”というのが、一番のこだわりポイントですかね」 マーコ「そう言えば、先ほど食べさせて頂いたラーメンは、後半になっても、確かに全然伸びていませんでしたね」 店主「そうでしょ(笑)」 |
|
マーコ「あとは、どんなことに気を配っておりますか?」 店主「なんというか、ウチのラーメンは、言ってみれば、ジロリアンの人たちに育ててもらったんですよ」 マーコ 「えっ、それ、どういうことですか?」 店主「ジロリアンの人って、結構、ラーメンの味の感想を言ってくれんですよ。 もちろん、ダメ出しもありますが、ただ、文句を言うだけでなく、しっかり『なになにだから、ここを直した方が良い』といった感じで、少しでも二郎に近づけるようなアドバイスをしてくれるんですよ」 |
|
マーコ 「へ〜、そうなんですか〜」 店主「印象的だったのが、『スープ、麺は完璧ですが、チャーシューが、まだまだ“豚”とは言えません』とか、 タレの甘みを抑え過ぎてしまった時に『甘みが抑え過ぎなので、二郎の甘辛い味を表現するには、もう少し甘みを増やした方がいいです」など、 ウチのラーメンが、少しでも二郎に近づけるように、ジロリアンの方々が、沢山のアドバイスをしてくたんですよ」 マーコ「まさに、ジロリアンの方々に育ててもらったラーメンですね」 店主「ほんと、そんな感じです。ジロリアンの方々は優しいです。そして、感謝の気持ちでいっぱいです」 |
|
・今後の抱負 | |
マーコ「最後に、今後の抱負について、お尋ねいたします」 店主「そうですね。今のラーメンで満足せず、より多くのお客さんに来てもらえるように、もっともっと、美味しいラーメンを作っていきます。 なんというか、毎日、商品開発プロジェクトですかね」 マーコ「流行っているお店は、そのようなお考えをもっているお店が多いし、しかも、今の消費者の舌は、どんどん肥えて行きますから、“常に向上”は、このご時世マストですよね」 店主「そうですね。 あと、もうひとつありまして、これからもジロリアンの方々の意見を参考にして、二郎に限りなく近づけるようにするつもりなのですが、少し矛盾しますが、少しオリジナル性を持たせていこうかな、という気持ちもあります」 マーコ「それは楽しみですね」 |
|
店主「これからも毎日毎日、勉強ですよ」 マーコ「そうですか。私も、日々勉強ですので、お互い頑張りましょう。 本日は、お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!!」 店主「いやいや、こちらこそ、こんな寒い中来ていただいて、ありがとうございます!」 マーコ「これからも、頑張ってください!!」 |
|
もうひとつの人気メニュー まぜそば780円 |
店舗DATA | |
店名 | ラーメン 赤ひげ |
住所 | 神奈川県横浜市磯子区中原2-3-33 |
電話番号 | 非公開 |
定休日 | 火曜 |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
取材・文/マーコ 撮影/なを子