家系 |
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2011年7月
ラーメン630円
山梨県の家系パイオニアと言えば、今は亡き「こくぼ家」であるが、この「横浜家」のご主人は、「こくぼ家」出身であり、つまり、山梨の家系のルーツを食べられる重宝な店となっている。
また、正確に述べれば、「こくぼ家」の店長と、「横浜家」の店主は、横浜の「かまくら家」で一緒に労働しており、その後、一緒に山梨に「こくぼ家」を開店したという経緯が存在する。
さて、肝心の味は、「これでもかっ!」というくらいの豚骨ライトスープである。また、鶏油の味も、ほとんど皆無であり、いわゆる家系テイストのレベルとしては、低い感は否めない。
だが、地域需要に合わせて、敢えて、このような飲みやすいテイストにしている可能性も考えられ、商売という視点から見ると、一概に否定は出来ない。
麺は、家系のお馴染みの「酒井製麺」。
横浜では普及化してしまっている光景だが、この山梨という地で、酒井の麺箱を見ると、「おおっ〜」と歓喜の雄たけびを上げてしまいそうになる。
[総括]
「全体的な食べやすさ」、「スタンダードのラーメン以外にも、“味噌ラーメン”や“なつかしの味
中華そば”なども存在」などのことから、地域に合わせたお店作りにしているんだなぁ、というの垣間見える家系ラーメンとなっている。
また、人口が少なく、且つ、年齢層が高めの町に、首都圏の家系店舗スタイルをそのまま持っていたのでは、やはり厳しいのだろうか、というのを改めて思わせてくれる訪問ともなった。 |